母は体調を崩して料理するのがしんどくなってみたい……。
お手伝いに行きたいけど、仕事もあって毎日行けないし…。
そうだ!宅配弁当を頼もう!
実家のご飯のサポートを毎日もできない…。
そんなときのひとつの手段が宅配弁当です。
しかし、宅配弁当はすべての人におすすめできるわけではありません。
向いている人、向いていない人があるのです。
今回は宅配弁当を取ることが向いていない人の特徴を、私たちの実体験をもとにご紹介します。
宅配弁当をおすすめできない高齢者の特徴
宅配弁当をおすすめできない高齢者は、このような方々です。
- 料理好きの方
- ずっと毎日料理をしてきた方
料理好きな方、専業主婦としてずっと家族に料理を振る舞ってきている方にとって、料理は生きがい。
生きがいを奪ってしまうと、残された人生の楽しさも失われてしまいます。
- 包丁さばきが危ないというのであれば、ミールキットを購入する。
- 買い物の移動や重い荷物が負担になる、というのであればネットスーパーを利用する。
- 火・ガスを使った調理が危ないのであれば、宅配弁当を注文してお皿に移し返すのだけではダメか確認する。
単に食事の準備をラクにするというのであれば、いろいろな方法があります。
まずは親の現状把握から始めてみましょう。
我が家の祖母(70代)の実例
介護とまでは言わないまでも、食事について何らかのサポートが必要になるケースは様々です。
僕の祖母の話を紹介します。
僕の祖母(70代)は背骨の一部が変形する病気を発症しました。
手術をしたものの、腰が曲がったままになってしまいました。
といっても腰が曲がっているだけ。
手押し車さえあれば、スイスイ移動できるし、手足はまったく不自由していません。
しかし、意外なところで支障をきたすようになりました。
それが包丁で食材を切るとき。
腰が曲がった影響でキッチンの高さが高くなってしまい、よく言う「猫の手」で食材に手を添えられない、包丁に力を加えづらい状態になりました……。
僕の祖父母は、典型的な昭和の家庭。
祖父は家事は一切しないし、祖母は50年以上家族に料理を振る舞ってきました。
僕ら孫が遊びに行くとご馳走がいっぱい出てくる。
おばあちゃんは、料理が生き甲斐のひとつであることは間違いありません。
そんな方から料理することを取り上げるというのは、どうでしょうか?
生活を楽しめなくなる、そういった可能性も出てくるのではないでしょうか?
こういった状況では、家でのご飯を宅配弁当にすることで、かえって家族の関係が悪化することも考えられます。
結果的に現在は宅配弁当は使わず、
- 包丁を使うときは、ざく切りで妥協する
- ミールキットを度々使う
という方法に落ち着いています。
祖父が元気で車も運転できるので、買い物には苦労していないのも宅配弁当を使わない理由です。
親に宅配弁当を注文する前にやっておきたいこと
親のために祖父母のために!と思って宅配弁当を検討する際は、現状把握と相談は徹底して行いましょう。
どの負担を軽減したいのか、しっかりと理解したうえでサポートをお願いすることが大切です。
- 調理すべてがつらいのか
- 包丁や火を使うような特定の作業がつらいのか
- 買い物がつらいのか
しっかり両親とコミュニケーションを取って、決めるようにしましょう。
高齢者にオススメのミールキットは
- 値段が安くて始めやすい食材宅配のヨシケイ
- 制限食にも対応しているウェルネスダイニングの制限食料理キット
が2つがオススメです。
買い物が負担になっている方はコープがおすすめです。
\公式サイトはこちら/
ヨシケイやコープは、いわば老舗。高齢の方でも名前を知っています。
自分が知っているサービスを利用するというのは、安心感につながります。
両親の「生き甲斐」「やりがい」を削ぐことなく、幸せで健康的な生活を送れるようサポートしていきたいですね。
まとめ
親の食事のサポートをする際の手段のひとつである、宅配弁当。
お年寄りでも、向いていない方はいらっしゃいます。
それが、料理好きの方。
「生きがい」「やりがい」を奪ってしまうと、残りの生活を楽しめなくなる可能性があります。
食事の準備が大変になってきたから宅配弁当!と決めつけるのではなく、親と現状把握・相談を入念に行いましょう。
食事のサポートをするといっても、方法はいろいろあります。
- 包丁さばきが危ないというのであれば、ミールキット
- 買い物の移動や重い荷物が負担になる、というのであればネットスーパー
- 火・ガスを使った調理が危ないのであれば、宅配弁当を注文してお皿に移し返すのだけではダメか確認
最適なサポートを見極めましょう。
それでも宅配弁当にしたい!という方は、こちらの記事をあわせて読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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